| 先日、某大学の学生さんが当店にやってきました。 なんでも卒論でライブハウスの経営学なるものを書くのだそう。 彼の話はこうでした。
何軒かのライブハウスに話を聞きに行ったのですが、どこも若者が中心に出演してい て自分たちで友人などにチケットをさばかなくてはならないらしい。
これを知るにつれライブハウスの経営方法は内容よりも、チケットをさばかせることが重要なのかとがっかり。
卒論に取り上げる以前に、ライブハウスに失望してしまっていたのです。
ところがある日、私の著書を偶然読み、「有名なプロミュージシャンが連日出演されているルースターこそ話を聞きに行くべきライブハウスなのではないか」とアポイントを取ってやってきたのでした。
考えてみれば彼に限らず学生さんの多くは前者のようなライブハウスしか知らないかもしれません。 なぜなら周りの友達がバンドをやっているのでよくライブに誘われたりするからです。
実は大人が気軽に寄って楽しめるライブハウスはけっこうあるのですけどね。 しかし、卒論とはいえ、現場に取材に行くという姿勢には「偉いものだなあ」と感心させられます。 なにしろ、思い起こせば私の卒論なんてあちこちの文献をつなぎ合わせただけのものでしたから。
で、肝心の経営学ですが、彼にはこう告げたのです。 「いやー、かつかつですわ」。
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